第一章

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山岡一樹。 この学校一チャラいと有名な人だ。 「三浦かぁ。ふーん、あんたアイツが好きなんだ」 こっちに近付き、ニヤリと笑った。 「な・・・なに・・!?」 一樹は日和の腕をグイッとひっぱった。 ぽすっと一樹の胸の中におさまる。 「は、離してよ・・・!」 「条件無しに離すと思うーー?」 耳元で甘い低音ボイスで囁く。 ゾワッと全身に鳥肌がたつ。 「なによ・・・」 後ろから抱きついている一樹を睨んで威嚇する。 「そうだなぁ。三浦に告白してよ。今日」 「は・・・?」 日和は目を見開いた。 .
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