ONE.

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「瑞梨も来るか?」 なんて言われたけど 行かなかった。 めんどくさいし。 「奈々!!!!」 「え、ちょ、え!?!?」 私はある人に 腕を思い切り引っ張られた。 その人は校舎に入って 迷わず理科室に行く。 「加々美せーんせっ♪」 「おお。神崎!!」 ある人―――― それは神崎 春 私の友達だ。 そして加々美先生ファンの 1人だ。 「あれ。瑞梨も(笑)  どうした?」 「せんせに逢いたくてさ。」 春は迷わず答える。 「本当ですか?  嬉しいな。」 先生、全然 嬉しそうじゃない。 「じゃあ俺帰ります!!  奈々帰ろうかっ――」 ガシッ 「田中はだめ。」 「きゃあ!!  せんせかっこいい!!」 「はあ…」 .
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