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《……どうやら魔導士みたいね》
《…………魔力……ぷんぷん…………》
(魔導士?)
《うん さっきから話の内容聞いてると魔法の事を言ってるし》
ベリィは鼻と耳が7人の中でも効く
だからオレには聞こえない言葉や匂い等に敏感に反応する
《まぁもうちょっと近づいて聞いてみよう》
(そうだな)
オレはサタンにそう相槌をうってハーレム状態のウォーテル様とやらに近づいていく
「ウォーテル様ー!!」
「こっち向いてー!!」
「おやおや 参ったなぁ」
ウォーテル様……様いらないや
ウォーテルはにこやかに笑いながら女の子達に手を振る
《女たらし嫌 虫酸が走る》
《あらあら それだったら私達7人を連れているアルだってその部類よマモン?》
アーシィはクスクスと笑いながらさらっととんでもない事を言った
(おいアーシィ それは酷すぎだろ……)
《そ、そうよ!アルは女たらしじゃないわ……》
《あらマモン どうしたの?顔が真っ赤よ》
《えっ!?そ、その……これは……》
たまにマミィはこうやって赤くなって滑舌が悪くなります
これが世に言うツンデレというやつか……
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