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「君達の熱い歓迎には感謝するよ でも僕はこの先の港に用があるんだ」
そう言ってウォーテルは指を鳴らす
するとウォーテルの周りからオレンジ色の炎が出現して、その足元に炎が集中して雲のように空中に浮かぶ
「夜は船上で豪華なパーティーをやるよ 皆参加してね」
そう言い残してウォーテルは火の雲に乗って港まで飛んで行った
「もちろんですぅ~」
「行きますぅ~」
《……ねぇ、アル》
(なんだベル)
《なんかあいつ怪しいよ》
《オレも思った》
《僕も》
どうやら皆考えている事は同じらしい
(オレもお前らと同じだ なら……オレ達も参加するか)
とりあえずパーティーは夜からだからそれまではどこかで時間を潰そう
(アーシィ)
《なにかしら?》
(久々にやるぞ)
《今夜は寝かせないわよ》
(バカッ!その『ヤる』じゃねぇよ!!『容姿転換(スタイルチェンジ)』だよ!!)
《冗談よ それで、どんな姿でいく?》
(あの女たらし相手だ なるべく可愛い方が目立つ)
《分かったわ》
色欲のアスモデウスの能力は『容姿転換(スタイルチェンジ)』
老若男女、犬や猫等の動物に至るまで様々な姿に変身できる魔法で、見た目はともかく指紋・声紋・DNA配列までコピーするから上級の魔導士でも騙せるくらいだ
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