第1話 セブンシンズ

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「君達の熱い歓迎には感謝するよ でも僕はこの先の港に用があるんだ」 そう言ってウォーテルは指を鳴らす するとウォーテルの周りからオレンジ色の炎が出現して、その足元に炎が集中して雲のように空中に浮かぶ 「夜は船上で豪華なパーティーをやるよ 皆参加してね」 そう言い残してウォーテルは火の雲に乗って港まで飛んで行った 「もちろんですぅ~」 「行きますぅ~」 《……ねぇ、アル》 (なんだベル) 《なんかあいつ怪しいよ》 《オレも思った》 《僕も》 どうやら皆考えている事は同じらしい (オレもお前らと同じだ なら……オレ達も参加するか) とりあえずパーティーは夜からだからそれまではどこかで時間を潰そう (アーシィ) 《なにかしら?》 (久々にやるぞ) 《今夜は寝かせないわよ》 (バカッ!その『ヤる』じゃねぇよ!!『容姿転換(スタイルチェンジ)』だよ!!) 《冗談よ それで、どんな姿でいく?》 (あの女たらし相手だ なるべく可愛い方が目立つ) 《分かったわ》 色欲のアスモデウスの能力は『容姿転換(スタイルチェンジ)』 老若男女、犬や猫等の動物に至るまで様々な姿に変身できる魔法で、見た目はともかく指紋・声紋・DNA配列までコピーするから上級の魔導士でも騙せるくらいだ
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