第1話 セブンシンズ

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弾かれたワインがカーペットにこぼれる 「これ……睡眠薬入りですよね?どういう事ですか?」 オレはキッとウォーテルを睨みながら言う 「……チッ 寝ていれば手荒な真似はしなかったものを……」 「は?」 するとオレの後ろの扉からぞろぞろといかにも悪な男達が出てきてオレの手足を掴む 「なっ!?」 「ようこそ我が奴隷船へ 届け先のグラールまで眠ってもらおうとしたが仕方ない」 そう言いながらウォーテルは部下の男から焼き印を押すコテを貰う 「ウォーテルさん!これはまた上玉ッスね!」 「グラールに着くまでオレラらで姦(まわ)しても?」 「あぁ、構わねぇよ どっちみちこいつは性奴隷にして高値で売ってやる」 ニタニタと下品な笑いをしながらウォーテルはオレの前に立つ 「これは奴隷を表す焼き印だ お前にはその豊満な胸につけてやろう」 そう言いながらウォーテルは真っ赤に焼けたコテをだんだん近づけていき…… 「……ふぅ 調子乗んなよこのキモチャラ男」
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