第1話 セブンシンズ

23/25
前へ
/115ページ
次へ
それから大体1時間くらい店で皆食事をして、今は今日泊まる宿の一室でぐでってる 「まったく……お前食い過ぎ」 「テヘへ……ごめんちゃい」 たった1人分だけで2万ゼノンを使ってしまった あ、『ゼノン』ってのはこの王国の通貨単位ね 「幸い盗賊からの収入があったから良かったものを……」 「まぁもういいじゃない ねぇアル、マミィが上がったら次は私が入っていい?」 「ん?おぉいいぞ 風呂でさっぱりしろや」 昨日みたく風呂は汚くないので皆喜んでいる 女ってなんかお風呂が大好きなんだよね、オレも好きだけど 「上がったわよー」 噂をすればなんとやら ちょうど良いタイミングでマミィが風呂から上がってきた 「次は誰が入るの?」 「次は私よ」 アーシィはルンルン気分で風呂場へと向かった 「後残ってるのはオレと……」 「はーい!はいはいはーい!!」 「分かった 分かったから大声を出すなベル」 「…………いぇい」 なぜかガッツポーズをするリヴと元気よく手を挙げるベル ……なんか企んでそうだ 「僕もだよ」 「4人か サティは最初に入って次がマミィ、んで今アーシーが入ってるから……うん、合ってるな」
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

608人が本棚に入れています
本棚に追加