第1話 セブンシンズ

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『七つの大罪』……それは人間を罪に導く可能性があるとされてきた欲望や感情の事 憤怒『サタン』・貪欲『マモン』・嫉妬『リヴァイサン』・暴食『ベルゼブブ』・怠惰『ベルフェゴール』・傲慢『ルシファー』・色欲『アスモデウス』の全部で7つで、こいつらの名前はここからきている よく聖書とか何かの本の記述では、だいたいが角やしっぽや羽の生えた悪魔や動物の姿をしているが、本当の姿はこんなどこにでもいるような女の子だ まぁ服装は全員が黒色の服を着ている……そこは闇の化身だから仕方ないとは思うけど 《ちょっとまだ着かないの!?》 「あ~マミィ もう目の前だ」 やっと山の頂上まで来た それほど標高は高くないので頂上まで約2時間30分といったところかな? 《あれが……》 「ナリビア王国東方……クリュサエルの街だ」 《すごい大きな街だね》 どうやらベルはかなり楽しみらしく声のテンションが高い 「人口は確か約7万人 古くから魔法も盛んな商業都市……」 《…………以上…………パンフレットからの…………抜粋》 「そこは言わなくていいぞリヴ」 《…………てへっ》 《なぜ赤くなるリヴァイサン》 《………………?》 《首を傾げるな 抱き締めたくなる》 《……サタン…………はいっ》 ぎゅっ 《我が人生に悔いなし》 どうやらサタンはリヴに抱き着かれたみたいです まぁサタンはリヴの事が大好きだしね でも、サタンもリヴも百合っ子同士ではないから悪しからず
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