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《まったく……やってくれたわねサタン》
《あはは……まぁ落ち着けよアスモデウス》
サタン達は王都フェンリーから数km離れた小高い山の頂上にいた
よく見ると、フェンリーからはいくつもの煙が上がっている
《まさかの計算外だったわね……》
《とりあえずはオレはこのガキを殺さねぇ 主従関係になっちまったしな》
フッと笑いながらサタンは気を失って寝ているアルドレッドを見る
《それに……こいつといると毎日暇しなくて済む》
《……なら僕も一瞬にいる》
《ルシファー!?》
《だってあのサタンを従えた子だよ?普通なら有り得ないよ この子を殺すのはもったいないよ》
《……なら……ボクも……》
《それじゃ私も》
《リヴァイアサン、ベルフェゴールまで……》
《……よく……見る……と……可愛い……♪》
《確かに♪それにイケメンだしね》
するとリヴァイアサンとベルフェゴールは、気を失っているアルドレッドを抱き起こして頬擦りし始めた
《どうするの?アスモデウス……》
アスモデウスはジーッ、と4人とアルドレッドを見て、溜め息をつきながら言った
《仕方ないわねぇ……私もこの子に着いていくわ》
《なら決まりね 私達、セブンシンズはアルドレッドを主とするという事で……》
《異論はないよ》
ベルゼブブはにっこりと笑って言った
「ん……」
すると、ゆっくりとアルドレッドが瞼を開けていく
『おはようございます ご主人様(マイ・マスター)』
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