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「これが……全ての真実よ」
マミィは言い終わった後に、ゆっくりと深呼吸して近くにあった椅子に座った
「今まで隠していてごめん それで、起きた直後のアルは記憶が無くなっていたんだよ」
「多分初めて大量の魔力を使ったから、ショック状態になったんだろう」
「それで私達はあなたに嘘の話をして、このデイ・ブレイク事件の真相を隠したの」
ルーシィ、サティ、アーシィはゆっくりと目を伏せながら話す
いつもの元気でうるさい姿はそこには無く、初めてみるそれにオレは内心驚いていた
「なるほどね……なら主を騙していたお前等に罰を与える 7人並んで目を瞑れ」
すると7人は素直に横に一列に並んで目を瞑った
リヴに至っては目に涙を溜めている
ビシッ
「あうっ」
ビシッ
「あっ」
ビシッ
「うっ」
ビシッ
「いっ」
ビシッ
「はぅっ」
ビシッ
「んっ」
……パシッ
「……にゃっ」
デコピンです、ハイ
「な、な……」
「だから罰だよ罰」
「お、おまっ……馬鹿にしてんのか?」
プルプルと震える拳を上げるサティ
とりあえず落ち着けや
「馬鹿にしてねぇよ とりあえず真相は分かった そして記憶も戻った それだけだ」
オレはドカッとソファーに座り直しておでこを擦っている7人を一瞥する
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