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「もう過ぎた事だ 今さらお前等に嘘をついていたくらいで、殴ったり蹴ったりするかよ それに……オレの事を思ってついた嘘だからな」
「……アル……」
するとリヴが涙を流しながら抱き着いてきた
あぁ……服が涙と鼻水で濡れていく
「アルー!」
それに釣られてベルやルーシィ……ていうか全員が抱き着いてきた
……待て待て待て待て!
「重いぃぃ!熱いぃぃ!離れろお前等ー!!!」
「アルー!」
「やっぱりお前は最高だぜー!」
「アル好きー!!」
「わ、私だってアルの事が……」
「フフフ 今夜は久しぶりに熱い夜にしましょ?」
「熱い夜になんかするかぁぁぁ!」
馬鹿か?
こいつら馬鹿ですか!?
約40kg前後×7人の体重がオレを容赦無くのしかかって―――
「どわあぁぁぁぁ!!」
案の定、ソファーは後ろへと倒れた
「あぁそうそう」
それを見ていたイカロスさんは優雅に紅茶を飲みながら言った
「……早く行ってあげなよ」
「……はい」
オレは7人を強制的にどかすと部屋から出ていった
そう……彼女と会うために
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