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次の日
「う~……おいコラ……」
体が動かない……もとい動かせない
なんとか首だけが自由に動くので、オレはくいっと腹の辺りを見る
そこには実に平和に涎を垂らしながら寝ている悪魔達がいた
「……せめて自分のところで寝ろ」
あの後オレはアスカと一緒にイカロスさんと、アーシィ達が待つ部屋へと戻った
そして、オレは正式にこのエクスカリバーに入る事に決めた
もちろんアスカがいるのもあるが、ギルドなら亡霊の魂(ファントムソウル)の情報も入るかもしれないしな
「う~ん……おはよぉアル~」
まず最初にベルが目をくしくしと擦りながら起きた
「あぁおはよう そしててめぇらも起きろ!!」
ガバッ!とちゃぶ台返しよろしくオレの腹で寝ていたアーシィ達を吹き飛ばす
……朝から激しい運動させんな
「まぁアルったら 朝から激しい運動だなんて卑猥ねぇ」
「お前の考えてる運動じゃねぇよ!ていうか、勝手にオレの心読むなし!」
さっきまでニヤニヤしながら寝てたくせに……この淫乱女は
「いきなり何すんのよー!」
すると額にお怒りマーク2つを浮かべたマミィが拳を向けてきたではないか
「それはこっちのセリフだボケ 今しがた人の股の間で寝ていたくせに」
「な、ななな、なにをい、いい言ってるの!?」
ボンッ!という音とともにマミィは顔を真っ赤にさせながら倒れてしまった
「あ~あ また寝たぞこいつ?」
サティは髪をガシガシとかきながら、真っ赤になって目を回しているマミィを見下ろす
「ほっとけ すぐに目ぇ覚ますからこのツンキャラは」
「誰がツンキャラよ馬鹿!!」
「……ほらな?」
「なるほどな」
「2人して何を納得してんのよー!!」
「はいはい マミィは私と一緒にシャワー浴びましょ~」
キーキー!とお怒り心頭のマミィをベリィは強制的にシャワー室へと連れて行ってしまった
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