第5話 甘えん坊vs甘えん坊

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コンコンッ 「あ?」 「誰だ?とりあえず出るか」 まだ寝間着(半袖+短パン)だが、着替えて相手を待たせる訳にはいかない そうと決まれば即実行 オレはベッドから下りてドアに向かいガチャリと開けた 「おっはー♪アルドレッド♪」 「おはようアスカ 朝から元気だなお前」 「元気は私の取り柄だからね~」 ドアの向こうにいたのは会話から分かるようにアスカだった どうやらシャワーを浴びた後に来たらしく、そのロングの金髪はしっとりと濡れている 「……アル…………」 ちょいちょいちょい リヴさんよ……その目でオレとアスカを睨むのやめれ 「そしてそのナイフを下ろせ」 なんとリヴの右手には銀色に光るナイフが握られてます、はい…… この子はもしやヤンデレか? 「……やだ」 「別にイチャついてねぇよ ただ朝の挨拶に来ただけ―――」 ひしっ 「ねぇアルドレッド、一緒に朝御飯食べに行こっ♪」 今の状況説明 アスカがオレの左腕に抱き着いている それを見ていたリヴの背後からはワナワナと真っ黒いオーラが……うわぁ 『嫉妬』ですね、分かります でもなリヴ……オレだって好きでくっついてるんじゃねぇんだよ!? 「お、おいアスカ!お前何やってるんだ!」 「左腕にハグ」
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