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コンコンッ
「あ?」
「誰だ?とりあえず出るか」
まだ寝間着(半袖+短パン)だが、着替えて相手を待たせる訳にはいかない
そうと決まれば即実行
オレはベッドから下りてドアに向かいガチャリと開けた
「おっはー♪アルドレッド♪」
「おはようアスカ 朝から元気だなお前」
「元気は私の取り柄だからね~」
ドアの向こうにいたのは会話から分かるようにアスカだった
どうやらシャワーを浴びた後に来たらしく、そのロングの金髪はしっとりと濡れている
「……アル…………」
ちょいちょいちょい
リヴさんよ……その目でオレとアスカを睨むのやめれ
「そしてそのナイフを下ろせ」
なんとリヴの右手には銀色に光るナイフが握られてます、はい……
この子はもしやヤンデレか?
「……やだ」
「別にイチャついてねぇよ ただ朝の挨拶に来ただけ―――」
ひしっ
「ねぇアルドレッド、一緒に朝御飯食べに行こっ♪」
今の状況説明
アスカがオレの左腕に抱き着いている
それを見ていたリヴの背後からはワナワナと真っ黒いオーラが……うわぁ
『嫉妬』ですね、分かります
でもなリヴ……オレだって好きでくっついてるんじゃねぇんだよ!?
「お、おいアスカ!お前何やってるんだ!」
「左腕にハグ」
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