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7月後半、夏休みが始まって三日目
僕の名前は陰日向鏡
時間に正確で現在訳あって髪を伸ばしている以外には生徒会長をやってるぐらいしか特筆する事はない平凡な高校生…で居たいが、その辺は追々話したい。
好きな物は魚と誰かの幸せそうな顔と非日常
嫌いな物は野菜と誰かの泣いてる顔と日常
職業、人助け
僕が久しぶりにベッドで寝ていると。
「お兄ちゃん、朝だよ!」
と僕の上に馬乗りになり僕の頭を枕に叩きつけるように揺さぶる妹を体を捩ってベッドから落とし。
「加賀美、五月蝿い、まだ8時だぞ…11時までは寝かせてくれ」
と自堕落な事を言って加賀美を追い出して至福の睡眠を取る。
僕の妹、陰日向加賀美
ポニーテールに健康的に肌が焼けていて素敵なぐらいに腕白で大人しくしてられない人間、多分自意識過剰だ
好きな物は甘いものとハンバーグ
嫌いな物は辛いものと虫
職業、神様
『事情』を知ってしまった僕は加賀美に対して呼び捨てではなく、加賀美『様』と呼ぶべきだろうが…
僕は妹相手に下手に出る気はない。
誤解されないように言っておくが僕は基本的に8時に起きる人間だ、今日は偶々『一週間』だったからベッドに入るのが朝の6時になってしまっただけだ。
と言っても、加賀美は僕の『事情』は知らないから、夜更かしをしたのだと思っているのだが。
そんなことはどうでも良い、僕は今眠いんだ。
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