ダイッキライ!!

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私が体育館前で部活を さぼろうか迷っているとき… 「何してんすか先輩」 後輩の要が私に声をかけてきた 「………」 私が言い訳を考えていると… 「さぼるなら先生が来る前に帰った 方がいいんじゃないすか??」 意地悪な笑顔が私に向けられた 「さ…さささ…さぼらないよ!! 何いっちゃってんの……」 「動揺しすぎです」 「じゃあ先生に姫先輩はさぼりって 言っとくんで」 なっ……この後輩は先輩を かばおうとは思わんのかね!! 「…思いませんね」 「……私何にも言ってないんだけど」 要はいつも私の思ってることを 当ててくる。 私がわかりやすすぎなのか?? いやいやそんなはず…… ない…よね?? 「せんせー!!姫先輩今日はさぼっ!?」 私わ要の口を必死でおさえた 「なんすか先輩、俺の事 好きなんすか??」 ニヤニヤした顔で要が 私にとんでもないことを言った。 「なっ…!?」 「えっ…お前要のことすきだったの!?」 タイミング悪っ 「拓海……私はこんな自意識過剰やろうなんか好きじゃないよ」 私は冷静に対応… 「…よかった」 …よかった?…何が?… 「先輩が鈍感でよかったす」 「ど…鈍感って……」 何で今の流れで私が鈍感 になるの?? 「要意味がわかんない」 「思ってることが口にでてますよ」 「……要ダイッキライ」 私は要の怒りマークを無視し 部活を始めた。
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