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「あっ、ママこのスープ成功だね。」
親子で作ったコンソメスープはかなり美味に仕上がったようだ。
レイラはママと二人暮らし。パパは外国で仕事をしている。その他の家族としてマリルがいる。
「ねえレイラ、さっきの話だけど。」
「へ?さっきの話?何だっけ?」
レイラは目の前のコールスローサラダに夢中になっていた。
「ポケモンが欲しいっていってたじゃない。もうあれ気が変わったの?」
まさかママからその話を振ってくるなんて。あんなに反対してたのに一体何なんだろう。
レイラは内心変に思ったがもう一度自分の願望をぶつけてみることにした。
「変わってないよ。今でもポケモン欲しい。私だけのポケモン欲しいよ。」
「そう。わかった。」
そう言うと、ママは席を立ち奥の部屋に入っていった。そして、また席に戻ってきた。
「レイラ、ママね今日ビックリしたんだ。子供だ子供だと思ってたけど、リルちゃんのことよくわかってた。今のレイラだったらポケモンといいパートナーになれそうよ。」
「え。それじゃあ!」
レイラは驚きつつも期待に胸が膨らんだ。
「この中から好きなの一つ選んで。」
ママが持ってきたのは三つのたまごだった。
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