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納羽斗は顔面を真っ暗くさせてぶつぶつぼやいていた。
承午さんにフられたのがよっぽど応えたらしいな。
ついでの様に俺も馬鹿にされていなければ、『ざまぁ!』と心中でガッツポーズを繰り出していた所なんだが。
「という事で、私もご一緒します」
「うん!」
な、半ば強引に承午さんがパーティーメンバーに加わる。
「さ、行きましょう」
先生のもう片方の手を握り、かなりご満悦な様子。
何だかんだ言いつつ、先生と触れ合いたかっただけな気がする。
右から俺・先生・承午さん。
少し後ろに納羽斗という妙な陣形が完成し、いよいよ先生の家に足を運び始めた。
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