2人が本棚に入れています
本棚に追加
私…………この人を知ってる……。
………誰、?
何故思い出せないの?
「ハァ…ハァ…ハァ……」
思い出そうとすればするほど頭が痛くなる。
「ハア……ハア…ハア…ハァ…ハァ………………………
………あ」
………思い出した。
彼は………ユキヤは私の恋人…………………。
じゃあ、リリムは私?
…………あれ?この後が思い出せない……。
それからどうなったんだっけ………
「ハァ…ハァ…ハァ……」
苦しい…………。
思い出せない…………。
彼は…………私は………………その後…………。
彼は死んだんだ。
「いやあああぁあぁああぁぁあぁああぁあ!!!!!!」
思い出したくない!!
嫌、嫌嫌嫌嫌嫌嫌!!!!!!
寒い……。
身体が震えてくる……。
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ……………………
ふわっと急に空気が暖かくなった………
痛みが引いていく…。
「…………え!!し……して!!………………かり…………………………」
誰かが私を呼んでいるけど、意識がだんだん遠退いて
途切れてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!