8人が本棚に入れています
本棚に追加
(なんだろう…?)
理由はわからなかったがなにかあるのは確かだろう。
俺はポケットに手を突っ込み神球を取り出す。
特に何も変わりない。
神球の話じゃない…。
としたら何の話だろうか?
考えても分からないので外に出る。
朝早いが外に出ると道は人でごった返していた。
そんな人混みの中を歩いて行く。
数分ぐらい歩いていると門の目の前着いた。
ミカエルは………まだ来ていない。
呼んどいてまだ来ていないとは………って俺が早く来すぎただけか。
やることがなく、無駄に時間を門の目の前で過ごしているとミカエルが大きい袋を持って、此方までやって来た。
「もう来たのですか? とても早いようですが?」
「五分前行動だっての」
「五分以上待ってますよね?」
「待ってたよ。それより話って?」
「今から一週間。外に泊まり込みで修行します。因みにあなたがですけど」
そう言って袋を押し付けてくる。
「ちょっと待て。意味が分からん」
「大丈夫ですよ。ちゃんと男の子の大好きな本も入ってますから」
「そういう問題じゃな……って何入れてんだよ?! ってそうじゃない! なんで修行なんかしなくちゃならん!?」
俺の言葉にミカエルは溜め息をついた。
「分かりませんか? あなたはまだ戦闘になれていないんですよ? そんなあなたをクィーンイーターの巣に連れていけるわけないでしょう?」
「けど…!」
「けどもこうもないです。さっさと行きなさい」
最初のコメントを投稿しよう!