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なにそれこわい。
「………明暗の差が激しいな」
「ギャル…ゲー??」
優奈は何を話しているのか理解出来てない。当たり前だが………。
「お前は知らんでいい。で、モンハンがどうかしたか?」
「久々にやるから手伝ってもらいたいなぁ」
「うーん…ま、いいk「儂が手伝って差し上げましょう」…は?」
背後から声をかけられ振り向く。
片手にP●P、もう片手にたこ焼きを持った学ランの白髪白髭の、もう何処にツッコミをいれたらいいか分からないじじいが立っていた。
先生にも見えない、生徒にも見えない。ということは………
「委員長。警察」
「待って、いまからかけるわ」
「若人の二人、待ちたまえ」
必死に俺と優奈をなだめる。でも知らない。
「まだか?」
「もしもし警察ですか? あの、学校に変質者が居るんですけど…」
「いやいや待てい!」
じじいは一瞬優奈から携帯を取ると通話を切ってしまった。
「なんで切るんだよ!」
「そうよ! 犯罪よ!」
なにそれ怖い。てかまあまあコレでも食べて落ち着きなされ」
と言ってたこ焼きを差し出してきた。餌付けっすか。馬鹿なのか?
「じゃ頂きます」
海斗が餌付けされた。アホだ…
「怪しい人から貰ったものは食べたらいけないのよ?」
「あ、うまっ。もう一個頂き」
優奈の制止を聞かずもう一つ、もう一つと食べ進めていく海斗。どうなっても知らんぞ……
「え? そんなに?」
「うん。こんなにうまいの食ったことないぜ」
「じゃあ私も一つ」
制止させていた優奈までもたこ焼きを食い始めた。
「おいおい…そんなに食って……!?」
すると目の前で二人がいきなり倒れた。え? なに? どうしたの?
「死ねよリア充♪」
「は……!?」
その後、いきなり俺の視界は真っ赤に染まった。
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