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ソード
「俺は典明達と共に戦う
父上、母上、どうか俺のワガママをお許し下さい」
母
「ソード」
父アクラス
「…フゥ……仕方ない‥だが、行くのであればヤズマットがどれほど恐ろしい存在か知ってからでも遅くはない‥」
典明
「俺達も聞かなきゃ駄目ですか?」
父アクラス
「無論、ユグドラシル様から聞いている話し以外にも、君達が知らなければならない事もあるだろうからな」
典明
「オッサンに聞いた以外の話し」
父アクラス
「私が今まで聞いてきたヤズマットは最初からそこまで恐れられる存在では無かったらしい」
一輝
「最初から恐れられてなかった?」
父アクラス
「そう、戦争が始まる前はとても優しかったそうだ」
亜由美
「それが何故っ?!」
父アクラス
「それは私にも解らない、何故…突然恐れられるようになったかまでまは……
私は幼少の頃からヤズマットがどれほど恐ろしい存在なのか位しか余り聞かされて来なかったのでね」
典明
「では、一応聞かせて下さい」
父アクラス
「…今から数百年…いや…数千年も遥か昔、ヤズマットは最強最悪にして存在そのものが絶望とされた大悪魔だ
我等人間と神族、魔王サタン、そして冥獣王・グリーヴァは手を取り合い、ヤズマットと壮絶な戦いを繰り広げた。
我等の軍は合わせて数千万にも及ぶ大軍団となり
ヤズマットは最強の軍団、凶星13星座ことゾディアック、そして数万にも及ぶ軍団を率いてきた」
典明
「数的には此方が優勢だった訳だ」
父アクラス
「確かに数では勝っていた、だが数が多いからと言って我々が優勢だった訳ではなかったのだよ」
美紀
「和也‥…いえ‥ヤズマットがいたから‥?」
父アクラス
「そう、ヤズマットが前線に出てきたのもあるが」
一輝
「ゾディアックも出てきたから?」
父アクラス
「その通りだ…‥」
典明
「確かオッサンの話によるとゾディアック一人一人の力は神と同レベル、んでっ、一人で一騎当千はザラだったとか」
父アクラス
「その通りだ…」
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