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美紀
「あのさ……、私なりにイロイロ調べたんだけどさ
和也がでてくる記述が一切無いんだけど…」
一輝
「どう言うことだ?」
美紀
「つまり、ヨハネの黙示録なんかでは魔王サタンの名前や、他の悪魔、ルシファーなんかの名前は出てくるの
しかも今話を聞いてたら魔王サタンは私達人間の味方みたいじゃない
なのに何で私たちが知る話では敵なわけ?」
一輝
「確かにおかしい…何でだ?」
美紀
「黙示録なんかにはさ、七つの頭を持つ赤いドラゴンと魔王サタンだかルシファーが一緒に出てくるけど…
その赤いドラゴンが和也なのかな?」
康之
「じゃぁ何故ゾディアックの名前なんかは出てこない?」
話をすればするほど謎が出てくる。
そんな時、アクラス王が口を開いた。
父アクラス
「…その七つの頭を持つ赤いドラゴンと言うのは…
ルシファーの事だ………」
典明
「ルシファー?!」
一輝
「和也じゃないのか?!」
父アクラス
「恐らく……、余りの恐ろしさに名前や存在を消して全く違う話を造ったのだろう…」
美紀
「なるほど……、あとさ、年代がバラバラなんだよね…」
亜由美
「バラバラ?」
美紀
「そう、バラバラなの」
一輝
「なんでだ?」
美紀
「だっておかしいじゃない、前世の和也は数千年前に存在したヤズマットなんでしょ?
ユグドラシルさんの話だと和也はその後転生して、テュポーン、ヤマタノオロチなんかに生まれ変わった
テュポーンは私たちの知る神々の最終聖戦とされる“聖戦ラグナロク”辺りに出てくる最強の怪物
ヤマタノオロチは遥か昔、まだ神々が私達が暮らしてた世界にまだいた頃の話、でもその年代は解らないけど…、かなり昔って私は思う…」
一輝
「言われてみれば……」
典明
「あぁもぅ!!、訳わかんねぇよ!!!」
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