第三章 復活と出会い

16/16
前へ
/107ページ
次へ
 ソードに武器や鎧を揃えてもらってからどれほどの時間がたったろうか。  剣、槍、斧、弓、とイロイロな種類の武器が典明達の前に運ばれてくる。  鎧はサイズが合わなかったが為に、サイズを測り、時間はかかるものの造って貰うこととなった。 一輝 「イロイロ申し訳無いソード」 ソード 「気にしない気にしない、ささっ、好きな武器を選んでくれ」 典明 「俺は剣にする!」 一輝 「それじゃぁ俺は…やっぱ槍だな」 康之 「俺はこの槍みたいな斧にしよう、リーチが長いし何よりカッケェし」 亜由美 「私も……」 典明 「無理ぃ…しなくて良いんだぞ?」 亜由美 「大丈夫、私だってやれる、本当は私だって和也を止めたいから…」 典明 「亜由美…」 一輝 「女は強、だな」 典明 「あぁ!」 美紀 「じゃぁ私は弓にしよっ」 典明 「お前…いつの間に戻ってた?」 美紀 「ん?、何が?、一応私だって話は聞いてたよ?、集中すると耳に入らないとか」 康之 「聞いてたのか?!」 美紀 「うん、何で?」 一輝 「考え事はどうなった?」 美紀 「まぁ…、まだ納得できない答えしか出てこない」 康之 「(考え事しながら俺達の話を聞いてたのか?!……)」 一輝 「(負に落ちない物の、答えを出しながら周りの話しを聞いてる……、器用なのか大雑把なのか解らん奴…)」 美紀 「どうしたの?」 一輝 & 康之 「『 いやなにも 』」 美紀 「 ? 」 典明 「よし!、早速明日から特訓開始だな!!」 一輝 & 康之 「『( 出た…特訓馬鹿… )』」 亜由美 「ちなみに今何時なんだろ?」 美紀 「八時ぐらい?」 ソード 「今は九時頃だよ、月を見れば解る」 美紀 「なる程…此方の世界であの月があの場所にあるとだいたい九時頃っと……」 典明 「今日はなんだか疲れたから早めに休むか」 一輝 「そうだな」 ソード 「鎧はだいたい二〓三週間あたり待っていてくれ」 典明 「解った」 ソード 「では君達の寝室まで案内するよ」 典明 「頼む、では王様、女王様、俺達はこの辺で」 父アクラス 「んっ、ゆっくり休んでくれ」 亜由美 「はい、ではお休みなさい」 父アクラス 「お休み」 母 「お休みなさい」  そんな会話をすると、典明達は休むことにした。  
/107ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加