教授からの挑戦状

第一章:1/1(日)

ネットの世界も、あの日からたった一つの話題で持ち切りだった。

教授の『ゲーム』……。

内容の予想や、関係者を名乗る者による情報。どれも信憑性は低い。が、その"量"はここ数日で膨大なものとなっていた。

参加者も、非参加者も、皆そのゲームに注目していた。
皆取り憑かれているのではないかというほどだ。
――あの日、俺がテレビ画面から目を離せなかったように。