第一章:1/1(日)

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考えていると、次第に周囲のざわつきが耳につくようになった。 あと五分。それでこの国は2012年を迎える。 俺は特に何も感じなかった。年が変わるくらいで皆はしゃぎ過ぎだ。 それよりも気になるのは自分を待ち受けている『ゲーム』だ。 何が用意されているのだろうか。ネットにもめぼしい情報は無い。 と、一瞬。 小さいが、確実に一瞬だけ歓声が上がった。 年明けだ。
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