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「みなさん、こんばんは」
教授が現れた。漆黒のスーツは深夜の闇と同化している。
「ようこそ『鉄道博物館』へ」
かつてアキバにあったミュージアムが、今はこの地にある。
以前より近代的な外装である。
唐突に、群衆の中の一人が声を上げた。
「ごたくはいい。さっさとはじめようぜ」
驚いた。ゲーマーばかり召集されているはずなのに、その男は不良めいた……オラオラ系というやつだろうか、風貌が他の者とは一線を画していた。
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