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「どうしたの?」
不意に由佳が尋ねる。
僕は何も言わず由佳を抱きしめた。
何かを察し、由佳は何も言わず部屋のドアを閉めた。
二人はそのまま何も言わずベッドに向かう。
僕は由佳をベッドに寝かせた。そして、由佳の身体に跨がり、両腕を押さえつけて口づけをせがんだ。
……溶ける。
プニュ。由佳の唇は柔らかかった。
僕は唇が溶けだしそうだった。
一旦唇を離し、また、カプッ、由佳の唇を吸うように口づけをした。
……舌、という由佳の言葉に僕は、舌を入れクチュクチュと口の中をかき回す。
由佳は、口の中から舌をだし、僕の舌と絡み合わせた。
僕の左手では由佳の項をつかみ、右手は由佳の襟元から背中へ侵入していった。
ゆっくり撫でるように進み、ホックをはずす。
僕の手は、由佳の素肌に触れる。
由佳の肌は、絹の布のように、なめらかだった。
その瞬間、由佳の手は、僕のジーパンのボタンをはずし、ファスナーをおろしていった。
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