ちょっと予想外な新しい人生

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「よっ!久しぶりだな!」 その声は初等部以来行方不明だった親友の声。 「よかった…生きてたんだな…」 俺があの時魔方陣の知識でも貰っとけばと後悔する原因だった奴。 ようするに魔力なしで捨てられてたあとで強くなって戻ってくるパターンだ。 昔は何も感じなかったのに今は魔力が満ち溢れてるのを感じる。 「当たり前だ!そんなに簡単にはくたばらねぇよ!」 けっこう本気で心配していたのは秘密だ。 それより、普通こういう奴はSクラスにいってあいつの取り巻きになるはずなんだが… 「あぁ、俺実技はけっこう良かったんだがよ、筆記が…………な?」 「なるほど、ただのバカか。」 「んなっ!バカって言うな、バカって!」 おっと、口に出ていたようだ。
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