ちょっと予想外な新しい人生

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窓際の前から自己紹介が始まり、俺の番になった。 「ナオ・クロードです。よろしくおねがいします」 なんの捻りもない普通の挨拶。 そのまま座ろうとしたら、見た目おぼっちゃまなやつが絡んできた。 「なんでフード被ったままなんだ!早く脱げよ!」 「嫌」 一蹴。おぼっちゃまは顔を真っ赤にして怒っているようだ。 「お前!上級貴族の僕に向かってそんなこと言っていいと思ってるのか!」 唾を飛ばしながら叫んでる。 耳がいたいよ… 「思ってる」 そういうと、回りからクスクスと笑い声が聞こえ始めた。
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