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二、三分経つとその声が急に聞こえなくなった。
帰ったか、と後ろを向くと大きな穴が空いており、光が必死に穴の縁に掴まっていた。
俺は異世界ものの小説とかけっこう読むので思うのだが、あの状態のやつを蹴落とそうとするから一緒におちるのだろう?
どうせなにもしなくてもその内落ちるのだから放置しておくのが一番だ、
というのが持論だ。
ということで俺は近寄らず帰路についた。
後ろから叫び声が聞こえた気がするが、あいつなら無傷で生きている、と思うので気にしない。
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