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昨日はまさかｱﾙﾄﾞがあんなことを提案するとは思わなかったわ…｡
ｶｳﾝﾄﾀﾞｳﾝの時に一言言えだなんて…いきなり過ぎて私､何言ったか覚えてないわ｡
『なぁｱﾙ?これは…なんなのだ?』
『これ?これはね…お雑煮って言うんだよ!』
『お雑煮…?』
そう言ったのはｱﾙﾄﾞね…｡
大きなお椀をｱﾙに差し出されて､中身の見つめて､匂いを嗅いで不思議そうにしてるわ｡
そう言えばお雑煮ってなんなのかしら?
私も気になるわ…｡
『ちょっと､見せなさいよｱﾙﾄﾞ』
『あっ…』
ﾌﾌﾝ…気になるから取り上げてあげたわ!
さぁ中身を見てやろうじゃないの!
きっと私の好物の子牛の股肉が………無いわね｡
『これは我がｱﾙから貰った物だ!奪うなﾃﾄﾙ!』
『あっ……』
ってぼうっとしてたらｱﾙﾄﾞに奪い返されちゃったわ｡
『あぁもう!喧嘩しないで､ｱﾙﾄﾞ､ﾃﾄﾙ｡ほら…ﾃﾄﾙの分もあるよ!』
『ﾌﾌｯ…ありがとうｱﾙちゃん』
ﾌﾌｯ…本当にｱﾙちゃんって優しいわ｡
まぁ私の分も貰ったし…｡でもこれ､なんなのかしら?
濁った水に草と魚の匂いがする白い物(蒲鉾)と…四角い白い物(餅)が入ってるわ…｡
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