籠の中の少女

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私はこれからもずっと病院で過ごし、病院で生涯を終える。 世間でいうと私は不幸な子。 小さい頃に発症した直ることのない病‘心臓病’のせいで外に出れなくなってしまった。 外に出て沢山遊んではしゃいで普通の子供のように過ごすことはままならない身体になった。 笑顔をなくし、希望を忘れ、今私は闇の中で生きている。 ただ生きて良かったと思えるのは一つだけ。 それは… 空をみること… 空はいつもいろんな表情を見せてくれる。 悲しみの曇り空、泣いている雨空、怒っている雷空、恋した茜空… その他にもいっぱい見せてくれる… だから病室という狭い空間からみえる唯一、広い世界だった。 ,
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