23人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
矢島は教室に入った。
「おっ、明!ちょっとこっちこいよ!」
クラス全員が集まって話している。
「なあ、明、お前昨日留守電あった?」
上島敬が聞いてきた。上島敬は見た目は、髪を赤に染め、腰パンと、いかにもヤンキーだが、人懐っこく怖がりという、変わったやつだった。
「ああ、あったよ。」
「ほら、やっぱりだ。みんなに掛かってきてる」
「え?あの無言のメッセージの留守電、みんなに掛かってきてんの?」
見ると皆が大きく頷いていた。
最初のコメントを投稿しよう!