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菅原将(すがわらまさる)は一人、家で携帯をいじっていた。
ふいに、昨日の出来事が脳裏をかすめ、体を震わせた。
午後6時。
父は単身赴任で海外に言っており、母は今夜は小学校の教師で八ヶ岳に宿泊。一人っ子の菅原は一人であった。
適当に食うか。
いきなり電話が鳴った。
嶋崎からだった。
なんだよ、ビックリさせんなよ。
「もしもし」
「あっ、もしもし。菅原?」
「ああ、そうだけど。」
「今度の日曜カラオケ行こうと思うんだけど、どうよ?」
「まじ?行く行く!」
「了解、じゃあな。」
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