ヒトリメ

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「ったく、何すんだよ!」 一番近くの影山の家についてすぐ、矢島が声を張り上げた。 「何があったかは明日多分学校側から告げられるだろうから。ひとまず皆で話し合おう。」 清水の言葉に矢島は不満そうな顔をしたが、それでも渋々受け入れた。 「お邪魔します。」 「誰もいないから大丈夫だね。」 外ではなんなので、影山の家に皆で入った。 「どこから始めようか?」 嶋崎は静かに言った。誰も話さない。
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