ヒトリメ

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おかしいなあ。 自分の打った球が消えてしまった。 この壁はかなり高いため、壁を越えることはないだろう。 近くにも、これといって障害物は見当たらない。 影山は失くなったボールを探していた。 壁に当たった音もせずに消えてしまったボール。近頃起こっている不思議な出来事といま起こった球の失踪を結び付けては、身体を震わせた。 また明日探そう。 影山はその公園を後にし、家へと戻っていった。
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