ホウカイ

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「思い出した?」 鏡の中に私は居ない。 そして、さっきまで見えていた近藤の姿も。 鏡の中に引き込まれる。 必死に抵抗するが無駄。誰か、助けて。 声を出したくても出せない。 「うぅ…」 肩まで入った。 「思い出した?」 奴はまたそう言った。 「思い……だした。」 その瞬間、力が抜け、鏡の中へと引き込まれた。
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