いざ岡豊城へ

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ーーーその夜 元親様は猛ダッシュで居城である岡豊城に戻り、家臣や家老に私の事を話した。 長宗我部家の家老である谷忠澄(タニタダスミ)殿は口を開いた。 忠澄「元親様、そう簡単に見知らぬ女を城に上がらせるとは、もしや敵軍の女将ではなかろうな?」 元親「否、あの女は未来から来たと言っていた。そして武装も何もしていなかった上、俺が“城に連れていく”といったら、かなり警戒していた。」 忠澄「何か裏があるような女よのう?儂が許す、明日にでも連れて来るとよい。」 元親「言われずとも最初からそのつもりだ。」 その後、元親様は馬を駆り私の家に戻って行った。
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