8人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
ーーー翌朝ーーー
朔美が目覚めるとーー
朔美「(ーーァッ・・・)元親、気持ち良さそうに眠ってるな。何か寝顔が美しいな。」
元親「・・・ん・・・スーースーースーースーー」
朔美(寝返りを打っただけ、だね。)
ーーーーグッ
何かに腕を握られた感触がした。
朔美「ヒャア!!?」
元親「・・・フッ。おはよう朔美、お陰でよく寝れたぜ。」
普通なら、叫び声を上げたのに対して、動揺する態度も見せるのに、平然と挨拶をする元親は、よほどの冷静さを兼ね備えているようだ。
朔美「・・・おはよう、元親。」
元親「それで、昨晩俺がお前を城に連れていくと言ったよな。外に俺の馬を止めてあるからな、城に向かう折に俺の馬に乗れ。良いな?」
朔美「はい。んでも私、馬に乗ったことが全く無くて、ハッキリ言うと不安で・・・」
元親「・・・・フッ、大丈夫だ。俺を誰だと思っている?俺の腰に掴まっていれば問題無い。」
朔美「判りました。」
元親「行くぞ!!我が居城へ。」
最初のコメントを投稿しよう!