12月31日

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「全く、何で空人と行かなきゃならないのよ……」 「俺だってやだよ……」 「え? なんだって?」 キャーアカイヒトミデワタシヲミナイデー 「まま、とりあえず何を買えば良いんだ?」 「師匠から紙を貰ったけどこれに書いてあるのかしら」 鈴仙は左の胸ポケットから四つ折にした小さな紙を取り出して、広げた。 「御蕎麦」 「うん」 「日本酒、焼酎、ビール他酒類、適量」 「ほう」 「あとは……あなたたちのセンスに任せる、と……」 「なん、だと……?」 これは責任重大だな。 鈴仙もため息ついて、難しい顔をしている。 竹林を抜けると、人里がもうすぐだ。
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