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｢……はっ!!｣
練成した魔法が炸裂
彼女が居た殺風景な空間に、浮かび上がったのは人のような影
…いや、人ではない
背中に鳥類を思わせる純白の翼がある
正真正銘の｢天使｣だ
ｱﾙｾｽﾓｱの下僕として生み出された天使
それらは全て、生みの親であるｱﾙｾｽﾓｱ本人と姿が似ていた
ただ一つ違うのは、その眼には覇気が無いという事
ｱﾙｾｽﾓｱは言い放つ
｢世界をつくるの、手伝いなさい…｣
完全な命令口調
当然だ
相手は下僕だもの
その上自分の言うことをきちんとこなす、いわば｢道具｣だ
彼女等に意志なんか無い
いや、いらない
彼女等は逆らいなんかしない
当然だ
逆らうのに必要な｢意志｣が無いんだもの
その上相手は主人
意志があったとして、絶対服従だろう
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