やはり改善部は腐っている

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佐々木サラスが頭を抱えながらも俺のことをチラチラ見ていた。 「何でこっちをチラチラ見てるんですか?」 と俺は佐々木の方を向いて言った。 「えっ、あ、ごっごめんださい、です。」 また佐々木、華麗に噛んだな。 「あの~、まずは深呼吸して下さい。」 それに従い佐々木は深呼吸を始めた。 深呼吸を三回行った。 そしていきなり 「ご、ごめんなさい、です」 と言った。 「はい?何でいきなり謝ったんですか?」 「あっ、わ、私が見ていたことで不愉快な?思いをさせてしまったので、です」 佐々木のことでいくつかわかったことがある。 佐々木は恥ずかしがりやのレベルを超えている。 今俺と話しをしているときだって教科書で顔を隠してる。 そして難しい日本語は出来ないようだ。 不愉快を言うときこれであってるっけ見たいに?マークが出ていた。 それから全ての話しの最後に『です』をつけている。 これは癖みたいなもんだと思う。 「べつに不愉快な思いなんてしてませんよ。佐々木が俺も見ていることについて気になっただけですから。」 「綾ちゃんと音無くんの会話って難しいけど、面白いから見てました、です」
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