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そして次の日の放課後に俺は職員室にいた。
作文の内容について担任の木下彩花先生(きのしたさいか)が俺にお説教をしていた。
木下先生とは20代後半のまだ独身の先生である。
「君はどうしてこの作文で呼び出しをされているかわかってるかね?」
「わかってます。僕の作文がクラスであまりに出来が良かったので呼び出したんでしょ」
この作文からは俺の熱意が伝わるぐらいのできだからな
木下先生が褒めたい気持ちもわかる。
「……君はとことん腐っているな」
「僕のどこが腐っているんですかっ、顔だって普通の人よりはいいですし、頭だってべつに悪くはないですよっ」
うん!!俺が言った通りだ。
顔だって自分的には悪くないと思っている、ましてや頭だって国語と世界史で学年で上位のほうだ。
まって、顔だっていいし頭もいいって俺、パーフェクトじゃん
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