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「君には言ったろ、君は改善部に入ったって、だからここは改善部の部室だ。君は私が腹を殴っただけで気絶したんで、しょうがないから部室に連れてきた」
「殴ったって、先生が生徒を殴るなんて……」
そうだ、この教師を訴えよう。
よし絶対訴える。
「私を訴えようとしている顔だな」
木下先生が不気味に笑った。
怖っ、めっちゃ恐ろしい
でも訴える
決意は変わらないぞ。
あんな木下先生の恐い顔を見て決意が揺るがない俺って最強
もう勇気しかないね。
「私を訴えるつもりならしようがない。記憶がなくなるまで殴るしかないわね。」
「すいません。訴えないから殴るのだけはよして下さい。お願いします」
うん、訴えるのはやめよう
ヤベー、俺って優しいこんなに優しい俺を誰か一人でもいいから褒めて。
「ところで改善部の部員には挨拶したのかね」
「改善部に入ったことは確定なんですね」
「当たり前だろ、お前たちみたいな奴らのためにある部活みたいなもんだからな。」
「はぁ~、そうですか。一応僕は名乗りましたけど…」
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