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「あぁそうだ校内で教員が魔法を使うのは禁止でした」
ズデンッ
俺はあまりの驚きに足を滑らせ豪快に転んだ
俺は直ぐに立ち上がり埃を叩きながら口を開く
「あんたほんとに学園長かよ」
男はさも当然の如く「はいそうですが?」と変な物を見るように俺に眼差しを向けながら言う
「いやあのな、確かに俺はお前に学園長かよと言ったが……やっぱりいいや」
俺が言ったのを皮肉だと説明しなくても理解して欲しいんだが…
まぁ仮にも学園長だといっても人間だし完璧じゃないのも仕方ないか。
それに完璧な人間ほどつまらない、魅力のないって言うのは良く言うからな。
こいつも学園長の責任と自覚くらいは持っているし、理解が有るだろうしな。
「話の途中で止められると気になるんですよねぇー」
学園長は歩みを止めずに後ろを歩いている俺を見ながら言う
視線が痛いがここは我慢だ
無駄話は好きじゃないから
学園長が俺から目を離し辺りをキョロキョロと見回している
なんかこいつといると物凄く疲れる……
「あれ?ここはどこでしょう?」
ズドーン!
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