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『やっぱりそうでしたか!
無事帰れて良かったですね!』
「いやいや、
鮭は川に帰るだろ。」
「そうじゃの、鮭も喜んでいるだろう。おぉ、ここにも迷える鮭が!!」
「聞けよ!」
兄様が何か言ってましたがお祖父様はそう言うと、お祖父様は向かいのお父様の方へ箸を伸ばしました。
ペシッ
「…父上、この鮭は私のものです。飼い慣らしているのに。」
そうお父様がニコニコしながら言う。
お父様の手はお祖父様の手首を掴んでいます。
…気のせいでしょうか、
殺気だっています。
「むむ…!!すまんかったのぅ、じゃあ親父としてその飼い慣らしている鮭を半分く「嫌ですよ。」
お父様は即答でした。
「…けちぃの、信(まこと)。」
お祖父様はちょっと拗ねてしまったようです。
お父様の名は杉村信。
お父様も、あの新撰組から名を頂いたらしいです。
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