始まりてふてふ

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「誠一、鮭は海で採れるよ、川に来るのは秋で産卵するために来てその後死ぬんだ。体の背は「分かったよ父上!」ん?そうか。」 お父様は博識です。 「まったく…、何で誰もお祖父様を止めないんだ。いつも俺の飯が少なくなる…。」 『じゃあ早く来れば良いじゃないですか、そしたら取られることなんてな「誰のせいだよ!?」 兄様は人の話を遮るのが 好きなのでしょうか…? 「ん、誰のせいじゃ? 分かるか信よ。」 味噌汁をすすりながら お父様に尋ねるお祖父様。 「分かりませんよ父上。 なぁ、咲(さき)。」 「えぇ。 誠一、誰のせいだと言うの?」 咲、とはお母様のことです。 お母様の名は杉村咲子(スギムラサキコ)。 私の母であり、 女性として素晴らしい方です。 「え?いや…。あー、何でもないです、忘れてください!」 そう言うと何事も無かったように兄様は朝餉を食べ始めました。 兄様って何で いつもこうなんでしょうか? とにかく私も食べましょうか♪
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