2nd.story この狭い鳥籠の中で

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鬱蒼と生い茂る森 頭上に散りばめられた星屑 西「ふぉぉぉぉぉぉぉぉ!綺麗やな!」 普「あぁ!…そうだな、ちょっとこっちこいよ」 西「ん?なになに?」 普「これやるよ!」 西「わぁぁぁぁ!むっちゃかわええ!この髪飾りほんまに貰ってええの?」 普「うん!」 西「絶対大切にするわ!」 次の日 独「兄さん、この森には少し長居しすぎたようだ」 普「じゃあ、せめて友達にお別れを言わせてくれないか?」 独「分かった。あの子なら特別に許そう。ほら、早く行くんだ」 普「うん!ありがとう!行ってくるな!」 西「本当に行っちゃうんやな…」 普「あぁ」 西「じゃあせめて、俺の代わりにこの子を連れてってくれへん?」 わたされたのは、彼にそっくりな人形だった 西「ギル、絶対に帰ってくるんやで!」 普「あぁ、約束する、」 西「今までありがとう!」 普「じゃあな!」 次の日、森の賢者は悪魔として処刑台に送られた 後に少年は、友達の死を知る そして、時は過ぎ━━━━━━ 西「まだ、こないん?俺は君に会いたいんよ?」 西「ほんとは婚礼なんてしたくないんや、」 西「イドは枯れるまで、イロを湛えるけど、エゴは知っとるよ、彼以外愛せないと」 狭い鳥籠の中、大切なものを無くした世界で、 西「地に堕ちるその時まで、俺は陽の光のように、輝いてみせたるわ」 拒絶され、世界から虐げられた者同士が 傷を舐め合っただけの幼い恋と、キミは笑うだろうか? やがて疾りだす、 夜の復讐劇、 第7の地平線、 その先に待つモノは?
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