20人が本棚に入れています
本棚に追加
普「そこ、足下に気をつけろよ」
西「うん」
普「大丈夫?怖くないか?」
西「あぁ!それより今、俺、めっちゃどきどきしとるんや!」
西「だって森は、世界はこんなに広いんやもん!」
普「じゃあ、今日はとっておきの場所を教えてやるよ!」
普「いくぜ!」
西「うん!」
━━━━━━━━━━━━━━
普「花に水を遣るように、罪には罰がいる
やがてくる宵闇、七つの物語
全ては、神に背を向ける」
見下ろした昏い大地に揺らめく紅い焔
弟の瞳に抱かれながら奈落の底に堕ちて逝く
独「兄さんっっっ!」
━━━━━━━━━━━━━━
アン「寂レタ村、マルデ墓場ヤナ」
普「アン、童話は何時だって墓場から始まるものだよ」
アン「何故コノ村ニハ今、誰モイナイン?」
普「それは昔、みんな死んじゃったからさ」
アン「ジャ、何故村人ハミンナ、死ンジャッタノ?」
普「それは黒き死の病のせいさ」
アン「ジャ、何故ソノ森ノ村ニ母子ハイタノ?」
普「それは或のイドが呼んだからさ」
アン「ジャ、何ノ為ニイドハ人ヲ呼ブノ?」
普「それが奴の本能だからさ」
「嗚呼、墓穴掘っても掘っても掘ってもキリがない」
普「悲惨な時代さ」
「嗚呼、死体と土塊死体と土塊死体と土塊多層菓子」
アン「悲惨ナ事態ヤ」
普・アン「生命の目的は」
普「生きることと」
アン「増エルコト」
「殺せ、侵せ、」
イドは唄う━━━━━━━━━
最初のコメントを投稿しよう!