1st.story 光と闇の童話

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森の中、 夜露に濡れた苔を踏み鳴らす少年 手には大事な友達を抱えて その足取りは、哀しい程に軽かった 英「おい!そこのお前!」 普「どしたんだ?」 英「森の賢者のすむ場所を知ってるか?」 普「ん?…あぁ、ヴェストのことか?」 英「そいつのところに連れて行ってくれないか?」 普「いいぜ!」(きっと病気なんだろうなー、でもヴェストなら治してくれるだろ) 友達を抱いたまま、 招かざる客を連れ、 優しい弟の元へと、 独「兄さん、お帰…だれだそいつは!?」 英「じゃ、ありがと、な」 普「え……うわぁぁぁぁぁぁ!」 独「兄さんっっっ!」 独「………………覚悟しろ!!」 英「………チッ」 二つの剣が交じり合う、 だが、ややルートヴィッヒが優勢なようだ 独「トドメだ」 英「…………甘いな」 独「煙幕!?これではっ…」 英「手こずらせんじゃ、ねーよ!」 独「くっ…」 イドの底へ堕ちた白銀 悪魔として処刑される黄金 そして、見渡せば━━━━━━ 普「鳥に羽があるように、夜には唄がある 嗚呼、いずれ訪れる迎暁【グーテンモルゲン】、染まる薔薇の庭園【ローゼンガーデン】」 普「摂理を背に受けて…」アン「神ニ背ヲ向ケテ…………」 ━━━━━━━━━━━━━━ 普・西「君が今、笑っている、眩いこの時代に、誰も恨まず、死せること憾まず、必ず、其処で逢おう」 …遠い日の、幼い、約束。 この先に待つモノは?
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