2nd.story この狭い鳥籠の中で

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南伊「おい、最近元気ないけどどうしたんだ?」 西「……友達が欲しいんや」 南伊「…どんなもんかわかってんのか?」 西「んー、わからへんよ?」 南伊「わかんないのに欲しいのか?」 西「うん」 南伊「…じゃあ、友達の替わりにこれをやるよ」 西「ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!俺にそっくりやん!ほんまにくれるん?」 南伊「おう、やる。」 西「絶対大切にするわー」 ━━━━━━━━━━━━━━ 墺「お願いです!この子を助けて下さい!」 「もう死んでるんだ!帰れ!」 墺「もっと早く走ってください!」 南伊「わかってる!森の賢者なら……」 墺「お願いです!この子をどうか、どうか、」 独「………必ず、治してやる」 ━━━━━━━━━━━━━━ 太陽は、鳥籠の中にいることが、どんな事かすらしらなかった 太陽は月に出逢うまで寂しさも愛しさもしらなかった 西「ギルは俺だけの翼と、外に広がる世界を教えてくれたんや!」 南伊「そうなのか、」 西「楽しかったわー!」 南伊「また行くのか?」 西「うん!今日はどんなとこに行くんかなー?」 南伊「嬉しそうだな、」 西「だって嬉しいんやもん!」
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